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思い出のお茶。岡山県総社市の本当に美味しい日本茶「月仙堂茶舗(げっせんどう)」の雁金玉真(ぎょくじん)

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まだまだ寒い日が続きます。朝夕の温かいお茶がおいしいです。

 

我が家がずっと飲み続けているおいしい日本茶をご紹介したく、また思い出も少し。

 

「月仙堂茶舗」の雁金玉真(ぎょくじん)のご紹介です。

 

 

 

妻の実家でずっと愛されていて、我が家でも、親子3代以上で美味しくいただいている日本茶岡山県総社市の「月仙堂茶舗」さんの雁金玉真(ぎょくじん)です。

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色んなお茶の種類があるのですが、オススメは「雁金玉真」「熱湯玉露」です。

 

玉真(ぎょくじん)は、玉露の製造過程において、中でも特に柔らかい葉の先が、揉んでいる最中に折れたりして固まって、そのまま乾燥されたものだそうです。

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折れた芽、ということで芽茶とも。お茶の作法はいろいろ聞きますがこちらのお茶は誰が煎れてもおいしいのです。

 

我が家では少しぬるめの80-60度のお湯で、1杯目は少し蒸らしていただいています。一番茶はうぐいす色がきれいです。

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口に入れるとお茶の爽やかな香り、まず甘さ、そのあとコクを感じます。このコクは語弊を恐れず言えば、お出汁くらいのうま味があります。二煎めは濃い緑に、きりっとしたさわやかな苦味、少し薄めに入れて楽しみます。

 

思い出と言えばこちらの茶舗、何度かお邪魔したことがあります。当時は100歳(たしか103歳だったかな)のご老台がご亭主でした。

 

帳場をぐるりと囲む茶箱、火鉢、店舗の茶道具はどれも歴史を感じさせるものばかり。商品を伝えると、てきぱきと二枚目のお孫さんが包んでくれます。

 

用意を待つ間、ご老台が火鉢の鉄瓶で沸かしたお湯で濃いめのお茶を振る舞ってくれるのが楽しみでした。

 

色んなお話しをしながら確かな手つきで、丁寧に、入れてくれたお茶を飲むとなんだか寿命がのびるような気がしたものです。

 

お話しは「南方に戦争にいったこと、その後復興したフィリピンや台湾を見たけれど別の国のようだった」、「年上の女性が好きだけれど、もうあまりいなくなってしまってね」と言うようなユーモアたっぷりの、とても楽しいお話しでした。

 

そのご亭主も昨年お亡くなりになったそうです。100歳を超えても毎日の所作が決まっていて、朝も朝食後に神棚の掃除や草むしりなど元気にされていたそうですが、朝眠る様になくなっていたそうです。合掌


今はお孫さんがご亭主になり、切り盛りされています。今はお取り寄せをしていますが、また行き来ができるようになったらぜひ、買い求めたいと思います。

 

お店:月仙堂茶舗(げっせんどう)
所在地: 〒719-1131 岡山県総社市中央2丁目9−32
時間: 10:00-17:00 ※日曜定休
電話: 0866-92-0068