「キャンプ場近辺でどこか遊べるところ」と言うオーダーに対し、妻が提案してきた施設が、岡山県奈義町にある「なぎビカリアミュージアム」です。
なんでも手頃な価格で博物館見学と化石発掘ができるそうな。化石発掘に惹かれて言ってみることにしました。
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入口にある、この大きな巻き貝が「ビカリア」です。
岡山県奈義町、中国自動車道美作ICから20分の山中にあるミュージアムは朝9時からやってます。
それもそのはず、受付嬢もおばあちゃま、館内スタッフもすべておじいちゃん。朝はお強いはずですね。
大人300円、小・中学生は150円の良心価格で入場です。
中に入ると貝や小動物の化石が並べられ、奥には地層を保存した見学スペースや実際に化石を触れるコーナーもあります。とんがり帽子でぽつぽつ突起がある巻き貝がビカリアの化石です。
で、一通り見学すると視聴覚室でビデオを見て、いや「ビデオ見てから化石掘ってくれ。」と言われます(笑)。
その日はご老台曰く「なんかビデオの調子がわりいな~。なんでなん?」
受付嬢「わからん~。ぼつぼつ映るんじゃねえかな?」
ご老台「お客さん、ごめんな、なんか途中で切れてしまうんじゃ。ビデオで流して無くて、ロボットが動かしとるから。よくわからんのよ。」
うん。だいたい言いたいことは分かります。大丈夫(^_^;)
途切れ途切れでビデオ見たあと、1人200円払って建物横の採石場に行き、ハンマーでそこら辺の石を割ります。
よくみると、小さな巻き貝やサクラガイの化石が出てきます。
中には長男が発掘したこんな大物も。おぉ~。これぞビカリア。
掘った化石はおじいちゃんが歯ブラシで化石を磨きながら、楽しく鑑定してくれます。
「これは牡蠣の化石を割ってしもたんじゃな。でも赤穂や日生で食べる牡蠣とはちがうんよ。これは隠岐のほうでとれる岩牡蠣の仲間。こんど食べに行ってみて。牡蠣の種類で大きさがちがうんよ。」
「私らムシロの上で生まれたからばい菌に強いけど、最近の人は産院や病院で生まれるからばい菌に弱いでしょ?だから化石磨いたあとは手をしっかりあらってな。」
…ムシロ。。。知識はすごいけれど、それを上回るおじいトーーーク!が面白くて妻と笑いっぱなしでした。
持ち帰った長男のビカリアは使用済の歯ブラシで毎日磨かれています。
以上、大人もこどもも楽しめる体験型ミュージアム「なぎビカリアミュージアム」のご紹介でした。
なぎビカリアミュージアムの場所
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