一日目は行動時間も短く、子供達も褒めたりアメで機嫌をとったりでなんとかクリアしたとはいえ、二日目は10時間行動です。標高も高いので高山病も心配です。
サプライズは真夜中から始まりました(*^_^*)
一日目の記事はこちら
コースタイム
二日目:(休憩込み11時間半行動)
4:30 8合目 池田館 出発
5:30 9.5合目 胸突山荘 着
7:30 頂上浅間大社奥宮 着
昼ご飯(二回目の朝ご飯?)休憩1時間
8:30 大社から剣が峰へ出発
9:00 剣が峰着
9:30 大社へ戻る
途中休憩しながら一気に下り
15:00 5合目富士宮口着
シャトルバスに乗って駐車場へ
詳細レポ
八合目の池田館では、山頂で御来光を迎える方向けに、夜中の一時に小屋内に電気を付けます。僕たちは真っ暗な中で登るのは子供が難しいと考えていたので、明るくなってからの登山で計画していました。
とはいえ、小屋内の半分くらいの方々が外へ出るのでちょっと外に出てみました。
服装をみるとわかると思いますが、みなさん長袖長ズボンで防寒しています。その位の気温です。
山小屋から登山道をみると光の列が。沢山の登山者が山頂を目指しています。
この景色は富士山でしか絶対に見られないと思います。
いったん小屋に戻って4時に起床しました。外に出てみると遠くの空が明るくなりかけていました。
八合目の池田館からは御来光は見えませんでしたが、この空でも十分感動するに値します。子供達もすごいなーって興奮気味でした。
簡単に朝食を済まして出発です。
眼下には雲海が広がります。すごいですね。
朝は雲も落ち着いていて、山頂までくっきり見えます。一番上のぽこっとしたところが目指す頂上です。
足下は砂と岩と草だけです。真っ黒です。
東から太陽が上がってきました。
太陽の反対側を見ると富士山の影が見えます。地味に感動しました。
九合目まであと少しです。
子供達は先頭を歩かせると競争するように良く登りました。逆に後ろの親の前を歩かせると甘えて頻繁に立ち止まりました。晴れの富士山の場合、人が沢山いますし、登山道の脇にロープもあるので、まず迷う事はありません。親の見える範囲でどんどん前を歩かせる作戦が良いかもしれません。
九合目のジュースはミニサイズで400円也。
さらに登ります。
頂上前の最後の小屋「胸突山荘」です。
夜から登り始めた方でしょうか。つらそうに休憩しています。このような登山者は脇道に沢山いました。
いよいよ頂上の鳥居が見えてきました。子供達のピッチも上がります。
到着しました(*^_^*)。
多くの登山者で賑わっています。
富士山頂小屋です。
きたー!一本500円です。さすがのお値段設定!
カップうどんは800円!でも日本一で食べると格別でしょう。
富士山山頂には郵便局が設置されています。
もちろんはがきを購入して。。
記念の判子をポンっとついて、実家に送りました。
さて、ここまでで3時間ほど行動しています。小腹も空いてきたのでカップ麺を頂きます。どん兵衛を出すと気圧差でパンパンに。
いつもお世話になっているジェットボイルさん。ここでもお世話になりました。
山頂は風も通り肌寒いくらいです。温かいラーメン・うどんは本当に有難かったです。
腹ごしらえをしたら、剣が峰までもうひとがんばりです。
頂上手前の坂は地面がもろくて傾斜が急です。両脇は切れ落ちているので危険です。
子供とは手をつないで登りましょう。
頂上直前はこの行列。15分くらいは並ぶ必要ありです。こんな渋滞が起こるのも富士山ならではですね。
頂上からみた富士山の火口です。遠くから富士山を眺めるだけじゃ、この景色は見えません。感動!
ここから怒濤の下りです。下りは岩場が多くて足下が不安定なので、とくに子供達は時間がかかります。抱えて降りることもしばしば。
なので、写真がありません(^_^;)
結局、下山を開始して5合目までに5時間半かかりました。
下山口では富士登山証明書をいただきました。
二日目は4:30スタートで、5合目着は15時です。
11時間半行動って結構な行動時間です。
登山経験がまったくない方にとっては時間以上に大変に感じることだと思います。
今回は富士登山前にプレとして六甲山や大山で6時間程度の登山を経験していたので、ぐずる子供達への対応を余裕をもって行う事ができました。
実際に富士山に登ってみると、小学生高学年を連れた家族連れを何組も見かけましたが、親が山慣れしていない方は子供も辛そうでした。
そりゃそうだと思います。
ひたすら足場の悪い坂道を11時間です。
この経験が今後に生きるって思えるのは大人だけでしょう。
子供はもっと目先の楽しみや友達との競争心の方がモチベーションになります。
これがわかったのもプレ登山していたからこそ。
事前の準備が本当に生きた登山になりました(*^_^*)
あとは天候に恵まれたこと。こればっかりは運ですね。。
以上、富士登山の詳細レポ(二日目)でした。
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